リフォーム成功のコツ PR

築20年木造住宅の外壁ひび割れ補修、材料と費用を徹底解説

Cracks in the exterior walls of a 20-year-old wooden house
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

木造住宅は、定期的なメンテナンスを行うことで長く快適に住み続けることができます。その中でも「外壁のひび割れ」は見逃してはいけない重要な劣化のサインです。

「築20年くらいだから、まだ大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、実は外壁材の耐用年数や防水性能は20年前後で大きく劣化している可能性があります。

この記事では、リフォーム現場で数多くの外壁補修工事を担当してきた筆者が、「外壁ひび割れの原因」「補修に使用する材料」「費用相場」「補修の流れ」などを専門的な視点で徹底解説します。


■ 外壁のひび割れ、なぜ起こる?

外壁にひびが入る原因はさまざまですが、築20年を過ぎた木造住宅で多いのは以下のようなケースです。

  1. 経年劣化
    • 紫外線、雨風、寒暖差による膨張・収縮の繰り返しでクラックが発生
  2. 地震・地盤沈下
    • わずかな揺れでも細かいひびが入ることがあります
  3. 施工不良
    • 下地処理や防水施工が不十分だった場合、ひび割れが早期に発生
  4. 素材の特性
    • モルタル外壁は特にクラックが入りやすく、サイディングも継ぎ目部分のコーキングが劣化しやすい

■ ひび割れの種類と危険度

種類特徴危険度
ヘアークラック幅0.3mm以下の細いひび低(早急な補修は不要)
構造クラック幅0.3mm以上で深さのあるひび高(早急な補修が必要)
コーキング切れ継ぎ目のシーリングの割れ中(雨水侵入リスクあり)
剥離クラック表面の塗膜が剥がれて割れる中(美観と防水性に影響)

■ 使用する補修材料と工法

1. ヘアークラック補修
  • 使用材料:微弾性フィラー、シーラー、補修塗料
  • 工法:高圧洗浄 → クラック処理 → 下塗り → 中塗り・上塗り
2. 構造クラック補修
  • 使用材料:エポキシ樹脂注入、シーリング材
  • 工法:Uカット → プライマー塗布 → 樹脂充填 → シール → 上塗り
3. コーキングの打ち替え
  • 使用材料:変成シリコン系コーキング材
  • 工法:既存のシーリング撤去 → プライマー → 新規打設
4. 全体補修・塗装
  • 使用材料:シリコン塗料、フッ素塗料、ラジカル塗料など
  • 工法:外壁全体の塗装リフォームと併用されることが多い

■ 補修費用の目安(30坪・木造2階建て住宅)

補修内容費用目安
ヘアークラックの部分補修約3万〜8万円
構造クラックの注入補修約8万〜15万円
コーキング打ち替え(全面)約20万〜40万円
外壁全体の塗装+補修約80万〜150万円

※足場費用(約15万〜25万円)が別途かかるケースが多い


■ 実際の補修事例紹介

【事例①】築21年 木造住宅(千葉県)
  • 症状:北側外壁に幅0.5mmの構造クラック多数
  • 工事内容:エポキシ注入+外壁塗装(ラジカル塗料)
  • 費用:約98万円
  • 工期:8日
【事例②】築20年 戸建て(愛知県)
  • 症状:サイディングの継ぎ目が劣化し、コーキングが硬化・剥離
  • 工事内容:コーキング全面打ち替え+目地塗装
  • 費用:約32万円
  • 工期:3日
【事例③】築23年 古民家風住宅(岐阜県)
  • 症状:モルタル壁の全面にヘアークラック多数
  • 工事内容:微弾性フィラー使用による全体塗装仕上げ
  • 費用:約120万円
  • 工期:10日

■ 補修の流れと注意点

  1. 現地調査・クラック診断
  2. 補修方法の提案と見積もり
  3. 足場設置(必要に応じて)
  4. ひび割れ補修・塗装・防水処理
  5. 最終チェック・清掃・引き渡し
【注意点】
  • クラックの“根本原因”まで調査できる業者を選ぶこと
  • 部分補修だけで済ませると、再発リスクが高くなる
  • 外壁材の種類(窯業系、モルタル、ALCなど)によって適切な材料・工法が異なる

■ 一括見積もりサイトの活用がおすすめ

外壁補修は業者ごとの価格差や施工品質の違いが大きいリフォームの一つです。必ず複数社から見積もりを取り、内容を比較しましょう。

一括見積もりサイトを活用することで:

  • 地元の優良業者を簡単に比較できる
  • 外壁診断を無料で受けられるケースが多い
  • 保証やアフターサービスも一目で比較できる

👉 全国優良リフォーム会社への一括見積もりなら【リショップナビ】


まとめ

築20年を迎える木造住宅では、外壁のひび割れ補修はもはや「予防」ではなく「必須メンテナンス」です。軽微なヘアークラックでも早めに対処することで、雨漏りや構造材の劣化といった深刻な被害を防ぐことができます。

「ひび割れが気になるけど、どこに頼めば良いかわからない」という方も、まずは無料点検や一括見積もりを活用して、自分に合った業者を見つけるところから始めてみましょう。

👉 全国優良リフォーム会社への一括見積もりなら【リショップナビ】

大切な木の家を、これからも安心して暮らせる住まいに保つために。