「屋根や外壁の無料点検って本当に必要?」「まだ大丈夫と思っているけど、タイミングを見逃してない?」
こういった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。筆者はこれまでリフォーム会社で数百件の点検・リフォーム相談を受けてきましたが、「もっと早く点検しておけばよかった…」という声を何度も耳にしてきました。
この記事では、屋根・外壁の無料点検を受けるべき具体的なタイミングと、その重要性、注意すべき点、そして実際の点検後のリフォーム事例まで、専門家の目線で詳しく解説します。
■ 無料点検を受けるべきタイミング5選
① 築10年を過ぎたら要注意!
新築後10年を超えると、屋根材や外壁塗装の劣化が始まります。特にモルタル壁やスレート屋根は劣化しやすく、10年目を機に一度点検しておくのが理想です。
② 大雨・台風・地震などの災害後
災害後は目に見えない部分でダメージが蓄積していることがあります。瓦のズレ、漆喰の剥がれ、コーキングのひび割れなどは、放置すると雨漏りの原因にも。
③ 外壁にひび割れやチョーキング(白い粉)を発見したとき
これは塗膜の劣化サイン。放置すると防水機能が低下し、雨水が内部に侵入します。構造躯体の劣化にもつながるため、早急な点検が必要です。
④ 周囲の住宅が外装リフォームを始めたとき
同じ年代・気候条件下で建てられた家は、劣化の進行度も似てきます。ご近所が外装工事を始めたら、自宅も点検しておくのが賢明です。
⑤ 中古住宅を購入した後、または売却前
前の住人がどの程度メンテナンスしていたか不明な場合、まずは点検を。売却前もメンテナンス履歴があれば、資産価値のアピールにつながります。
■ 点検を受けるメリット
- 早期発見で補修費用を抑えられる
劣化の初期段階であれば、小規模な補修で済むことが多いです。 - 家の寿命を延ばせる
外装は家のバリア。定期的な点検・メンテナンスで建物内部を守ることができます。 - 災害保険や火災保険の申請に役立つ
損害箇所を点検記録に残しておくと、いざというときに申請がスムーズに。 - 将来のリフォーム計画が立てやすくなる
点検結果を元に、数年後の塗装や張り替えの時期を見通せます。
■ 無料点検で確認される主な項目
点検箇所 | チェック内容 |
---|---|
屋根 | 瓦の割れ・ズレ、スレートの劣化、雨樋の詰まり |
外壁 | ヒビ割れ、チョーキング、コーキングの劣化 |
軒天・破風板 | 塗膜の劣化、腐食、水漏れの痕跡 |
雨樋 | 破損、傾き、詰まり、水の流れ |
ベランダ・バルコニー | 防水層のひび、排水口の詰まり |
■ よくあるトラブルと対策
「無料点検」を口実にした訪問販売に注意!
無料点検自体は非常に有益ですが、中には悪質な業者が「屋根が壊れている」「今すぐ工事が必要」と不安を煽り、高額な契約を迫ってくるケースもあります。
対策:
- すぐに契約せず、必ず複数業者に見積もりを取る
- 訪問時は名刺・会社情報を確認する
- 点検結果は写真付きで説明してもらう
■ 実際の点検〜リフォームの流れ(事例付き)
【事例①】築12年 木造2階建て(神奈川県)
- 点検内容:屋根スレートの浮き、コーキングの劣化
- 結果:足場を組んで屋根塗装+外壁塗装(シリコン塗料)を実施
- 費用:約120万円(30坪)
- コメント:「見た目も美しくなり、雨漏りの不安が解消しました」
【事例②】築20年 軽量鉄骨の家(千葉県)
- 点検内容:外壁に多数のクラック、チョーキングあり
- 結果:外壁全面塗装+シーリング打ち直し
- 費用:約150万円(35坪)
- コメント:「売却前の査定も上がり、スムーズに契約できました」
■ 専門家がすすめる「無料点検の上手な活用法」
- 定期的に(5〜10年毎)実施する
大がかりなリフォーム前にこそ、点検を。 - 気になる症状があれば即相談
雨染み・剥がれ・変色などは見逃さない。 - 一括見積もりサイトで複数業者に依頼する
地域に対応した信頼業者を比較でき、
コスト・対応・工法を総合的に判断できます。
まとめ
屋根や外壁の劣化は、目に見えにくく、気づいたときには手遅れということも少なくありません。だからこそ、無料点検は家を長持ちさせるための第一歩。
費用をかけずにプロの診断を受けられるこの機会を、上手に活用してみてください。
最後に、安心して点検・見積もりを依頼できる信頼の一括サービスをご紹介します:
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あなたの大切な住まいを、より安全に、より快適に保つための一助になれば幸いです。