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新築そっくりさんで後悔するパターンを評判・口コミから分析(住友不動産)

新築そっくりさんの悪い評判・口コミから後悔するパターンを分析
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新築そっくりさんは住友不動産が手掛けるリフォーム事業であり、日本最大手のリフォーム会社です。

過去にこちらの参考記事で解説した通り、は総合的に見ると新築そっくりさんはかなり評価の良いリフォーム業者だと言えます。

一方で、「新築そっくりさん」をGoogleで検索をすると、関連キーワード欄に「新築そっくりさん ひどい」や「新築そっくりさん 苦情」などのネガティブな言葉が目立ちます。

新築そっくりさん関連キーワード

評価の高いリフォーム会社とは言え、このような悪い関連ワードを目にすると、「何か原因があるのではないか?」と考えてしまうと思います。

そこで、今回は新築そっくりさんの悪いレビューだけにフォーカスを当てて、新築そっくりさんの注意点やウィークポイントについて改めて分析します。

新築そっくりさんに関する悪い口コミ・評判まとめ

口コミ内容を調べる際には、実際にリフォームをした人が新築そっくりさんをどのように評価しているかが重要です。

そして、そのような公平な口コミ情報を見たいときに重宝するのが一括見積もりサイトのレビューページです。

今回は、一括見積サイトの「リショップナビ」で掲載されているレビュー記事を基に、口コミ内容を分析していきます。

評価:★★★☆☆(3.2点)

 営業担当と現場担当が同じで事が進めやすかったが、他の1人の現場主任も兼務で多忙で連絡を取ることはなかった。担当と下請け店、職人と概ね連絡が密であったが、時にはトラブルがありフォローもあって、無事工期内で完了できよかったです。

【愛知県・60代・男性】

評価:★★★☆☆(3.4点)

 成約までは早かった。でもその後の進みがイマイチ、あれこれやはり完璧を求めるとなると、リノベより注文住宅だなぁと、感じました。まぁでも自分的な好みも伝わり、いろんな知恵ももらい、まずまずの出来栄えとなりました。

【愛知県・40代・女性】

評価:★★★☆☆(3.4点)

 さすが住友不動産、かなり丁寧な説明や、打ち合わせの度に決まった事項を書面で取り交わすなど安心できました。 ただ、工事などの進捗状況がこちらから伺うまで連絡がなかったことが多々あり、不安に思いました。

【大阪府・女性】

評価:★★★☆(3.8点)

 最初の提案からこちらの要望に対するイメージが表現できていました。話を詰めていくとこちらからの提案に戸惑いや、修正項目や見積もりに間違いがありこちらから指摘する事もありましたが、「良いモノを造る」という想いが営業担当者からも現場監督からも感じられ、結果として当初の想定した以上の仕上がりとなりました。

【東京都・40代・男性】

評価:★★★☆(3.8点)

 完成後の受け渡しで付けてくれるものが付いていなかったり、網戸の付け忘れと電気も購入したんですが、古い電気がそのままになっていました。電気はすぐに連絡してくれて良かったのですが、付いてないものはもう10日くらい経ちますがいつ来てくれるかも連絡ないのが残念です。連絡の返信が少し遅い気もしますが、許せる範囲かなと思います。

【神奈川県・50代・女性】

(引用元:リショップナビ 公式サイトより)

口コミ・苦情から分かること

まず、誤解が無いように改めて説明しておきますが、新築そっくりさんはリショップナビの総合評価で★4.3を獲得しており、高評価のリフォーム会社であることは間違いありません。

今回の分析は、あくまでも悪いレビューだけを抽出する調査なので、それを理解したうえでご覧ください。

さて、こちらは悪い評価内容を箇条書きでまとめたものです。

  • 契約までは早いが、その後は進みが遅くなる。
  • 着工後は報告・連絡が雑になる
  • 見積もり内容のミス(お客様からの指摘で気づく)
  • 照明器具の手配ミス(お客様からの指摘で気づく)

特に目立ったのは、「契約後は連絡が雑になり不安だった」という声でした。

ケースバイケースなので一概には言えませんが、このような事態になってしまう一番の原因は一貫担当制にあると思われます。

新築そっくりさんが「ひどい」「後悔した」と言われる原因

一般的な住宅会社では、営業・設計・工事管理について、それぞれ専門の担当者がいます。

そして、リフォームの段階によって(営業担当)→(設計担当)→(工事担当)といった流れで次の担当者に内容が引き継がれていくのですが、『契約時に営業担当者へお願いしたことが、設計や工事管理の担当者に伝わっていなかった。』というトラブルがしばしば発生します。

そこで、新築そっくりさんでは一人の担当者(セールスエンジニア)が営業・設計・工事管理の全てを一貫して担当するシステムを採用しています。

これにより、担当者同士の伝達ミスを防止しています。

また、営業→設計→工事のように担当者が次々に代わるのではなく、ずっと同じ担当者が寄り添ってくれるくれるので、お客様にとっては非常に安心感があります。

新築そっくりさん 一貫担当制

ただし、この制度には大きな不安要素があります。

それは、担当者の能力によってリフォームの質に大きな差が出るという事です。

営業・設計・工事管理で担当者が分かれている場合は、それぞれの分野に長けた専門スタッフが担当してくれるため、サービスの質は担保されています。

一方で、一貫担当制の場合は「営業は得意だけど技術面の知識が弱い担当者」や「工事管理は得意だけど設計は苦手な担当者」などがいます。

一貫担当制の光と影

営業・設計・工事管理の全てを一貫して完璧にこなすためには、相当な知識や経験が必要になります。

もちろん全てを完璧にこなすことができる経験豊富な担当者もいるでしょうが、新人担当者にとっては相当難しい業務内容です。

そして、今回の調査で浮き彫りになった「契約後は連絡が雑になり不安だった」という声は、一貫担当制の弊害だと言えます。

筆者自身も、リノベーション会社の元社員として営業・設計・工事管理の全てを経験してきたので、一貫担当制の状況は概ね想像がつきます。

一つの物件で営業から工事完了までの全ての業務を担当するのはかなりハードなことです。

それでも、会社からは営業成績を最優先で求められるため、担当者は工事中の物件と併行して営業活動も積極的にこなしていかなくてはなりません。

場合によっては、工事中のお客様よりも、契約前のお客様を優先しなければならない場面が多々あります。

その結果、「契約後は連絡が雑」という事態になってしまうのです。

また、「見積もりのミス」や「照明器具の発注ミス」と言った内容も、一貫担当制の影響が大きいと言えるでしょう。

営業専門の担当者が見積もりのミスをすることなど皆無ですが、「工事管理は得意だけど営業や見積作成は苦手」という一貫担当制の担当者は、営業面でのミスが発生しやすくなります。

照明器具の発注ミスについても、「営業は得だけど工事管理は苦手」という担当者だったのかもしれません。

もしくは、一貫担当制による多忙が祟ってケアレスミスが発生してしまったという可能性も考えられます。

 
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【結論】新築そっくりさん(住友不動産)はおすすめできるか?

ここまで説明してきた通り、新築そっくりさんの採用している一貫担当制には様々な弊害があります。

能力不足の担当者に当たってしまった場合は、悪いレビューにあったよう「報告・連絡が雑になること」や「見積もりミス・発注ミス」等が発生するかもしれません。

ただ、繰り返しお伝えしてきましたが、新築そっくりさんは総合的には高評価のリフォーム会社です。

多くの方におすすめできるリフォーム会社ですし、もし筆者自身がリフォームをする際にも、見積もりを依頼する有力候補となるでしょう。

一貫担当制に関して不安要素はありますが、営業から工事完了までの全てを経験豊富な担当者に対応してもらえるのであれば、とても心強いですよね。

新築そっくりさんに見積もり作成を依頼する際に最も大切なことは、「お客様自身の目で担当者の資質を見極めること」です。

契約までの段階でケアレスミスがあったり、レスポンスが悪いと感じた場合、担当者がキャパオーバーしている可能性があります。

契約後にもきっちり対応してくれそうな担当者か否か、人柄を見極めることも大切です。

また、見積もりを依頼する際に、もう一つの重要なポイントは「複数の選択肢を持つこと」です。

契約前になって不安を感じたときに、比較できる候補を用意しておくことが大切です。

リフォームは人生の中でもかなり大きな買い物になる訳ですから、一社だけで決めてしまうのではなく、複数のリフォーム会社から相見積もりを取りましょう。

会社選びで失敗しないコツ

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが最重要ポイントです。

会社選びで失敗しないためには、大きく分けて2つのポイントがあります。

リフォーム業態ごとの得意分野を知る

世間では様々な業態のリフォーム会社があります。

そして、業態ごとでリフォームの得意分野が全く違うのです。

ハウスメーカーが得意なリフォーム分野もあれば、一方でリフォーム専門店や家電量販店に依頼した方がよいリフォーム内容もあります。

下表を参考に、あらためて業態別の得意分野を確認してみて下さい。

ハウス
メーカー
工務店リフォーム
専門店
家電
量販店
ホーム
センター
職人
直契約
クロス
張り替え

×

△

○

△

△

○
窓の交換
×

○

○

○

○

△
外壁塗装
△

△

○

○

○

△
トイレ
洗面

△

△

○

○

○

△
ユニッバス
△

△

○

○

○

△
キッチン
△

△

○

○

○

△
水まわり
4点セット

○

○

○

○

△

×
間取り
変更

○

○

○

△

△

×
耐震化
○

○

△

△

×

×
リノベ
ーション

○

○

△

×

×

×

複数の会社に相見積もりを取る

リフォームで失敗しないために一番重要なポイントが、複数の会社に相見積もりを取ることです。

しかし、いざ相見積もりを取ろうとしても、次にような疑問を感じる人が多いのではないでしょうか。

複数の会社に見積もりを依頼することが重要だという事は分かったけど、肝心のリフォーム会社はどうやって探せばいいの?

複数のリフォーム会社に声をかけるにしても、自力で探すのはかなり大変です。また、気になるリフォーム会社を見つけても、それが信頼のできる優良会社かどうかを判別するのは非常に難しいです。

そんな時に頼りになるのが一括見積もり比較サイトです。一括見積もりサイトには、以下のようなメリットがあります。

一括見積サイトのメリット
  • 時間と手間を節約できる
  • 厳選された優良会社を紹介してくれる
  • 自分たちに適したリフォーム会社を見つけることができる

見積もりサイトの選び方について詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご参照下さい。

【参考】:【最新版】リフォーム一括見積もり比較サイトのおすすめランキング!

上記記事でも詳しく解説していますが、リフォームの内容によって、おすすめの見積もりサイトも違います。

各見積もりサイトの特徴は下記の通りです。

見積もりサイトごとの特徴

リショップナビ

  • 登録業者数No.1のリフォーム見積もりサイト。(約1500社)
  • リフォーム業者はリショップナビが選出してくれる。(最大5社)
  • ただし、大型リフォームに対応できないリフォーム業者も多く含まれているため、比較的小規模なリフォームに向いているサイト。
  • 目安としては予算150万円以下くらいなら、リショップナビが最適。

ホームプロ

  • 登録業者数はリショップナビに次いで業界2位。(約1200社)
  • 業者への審査と指導・育成に定業があり大型リフォームに対応できる業者が多い。
  • リフォーム業者は自分たちで選ぶことができる。(最大8社)
  • おおむね150万円以上くらいのリフォームなら、ホームプロが最適。

タウンライフリフォーム

  • 登録業者数は約460社とあまり多くないが、大型リフォームにも対応できる業者が多い。
  • タウンライフリフォーム側でリフォーム業者を選出してくれるので、自分で業者を選ぶことができない人にはおすすめのサイト。

ヌリカエ

  • 塗装リフォーム専門の見積もりサイト。
  • ヌリカエの他にも塗装リフォーム専門の見積もりサイトはあるが、登録業者数や施工実績などにおいて圧倒的No.1なので、塗装リフォームならヌリカエを利用するのが最適。
  • 塗装以外のリフォームも検討している人は、リショップナビやホームプロなどの総合リフォーム向けの見積もりサイトを利用した方がよい。

そして、業態別のリフォーム得意分野と合わせて、リフォーム内容ごとにおすすめの見積もりサイトをまとめたものが下表です。

ハウス
メーカー
工務店リフォーム
専門店
家電
量販店
ホーム
センター
職人
直契約
おすすめの
一括見積もりサイト
クロス
張り替え

×

△

○

△

△

○
リショップナビ
窓の交換
×

○

○

○

○

△
リショップナビ
外壁塗装
△

△

○

○

○

△
ヌリカエ
トイレ
洗面

△

△

○

○

○

△
リショップナビ
ユニット
バス

△

△

○

○

○

△
リショップナビ
キッチン
△

△

○

○

○

△
リショップナビ
水まわり
4点セット

○

○

○

○

△

×
ホームプロ
or
リショップナビ
間取り
変更

○

○

○

△

△

×
ホームプロ
or
リショップナビ
耐震化
○

○

△

△

×

×
ホームプロ
or
タウンライフリフォーム
リノベ
ーション

○

○

△

×

×

×
ホームプロ
or
タウンライフリフォーム

 

本気でリフォームを検討されているのであれば、これらの見積もりサイトを上手に利用して、悔いのないリフォーム計画を立てていきましょう。

最後に

リフォーム成功のカギを握るのは業者選びです。

しかし、リフォーム業界には悪質な業者が多数存在しており、不当に高い金額を支払ってしまったり、品質の低い工事をされたりと、各地でトラブルが多発しています。

そのようなリスクを避けるためにも、リフォーム初心者の方は複数社に相見積もりを取ることが重要です。

「残念なリフォームで終わらせない」そして「大切なお金を失わない」ためにも、見積もりサイトを利用して、広い視野でリフォームを検討していきましょう。

みなさんのリフォームがよりよいものになるように祈っています!