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天井ジプトン(ボード)貼り替え、選び方と工事費は?

Gyptone ceiling replacement
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築年数の経過した住宅では、天井の汚れや黄ばみ、ひび割れなどが気になる方も多いのではないでしょうか。特に昭和〜平成初期の木造住宅では、天井材に「ジプトン」と呼ばれるボードが多く使われてきました。

ジプトンは施工性やコスト面で優れていますが、長年使用すると劣化や汚れが目立ち、張り替えが必要になるケースがあります。今回は、リフォーム業界で10年以上現場経験を積んだ筆者が、「ジプトン天井の貼り替え」に焦点をあてて、選び方・注意点・費用・施工事例を徹底解説します。


■ ジプトンとは?その特徴とメリット・デメリット

ジプトンは「石膏ボードの表面にパルプや鉱物繊維などを吹き付けた天井材」で、主に公共施設や住宅、マンションなどの天井材として普及しています。

メリット:

  • 吸音性が高く、生活音を和らげる
  • コストが安価で施工しやすい
  • 比較的軽量で扱いやすい

デメリット:

  • 表面が凸凹しており、ホコリや汚れが溜まりやすい
  • 水に弱く、湿気で変色やたわみが起きやすい
  • 見た目が古くさく感じるケースが多い

■ 貼り替えが必要なサイン

以下のような症状が見られる場合は、天井の貼り替えを検討しましょう。

  • 黄ばみや水染みがある(雨漏り・湿気の可能性)
  • たわみ・浮き・ひび割れがある
  • ホコリやカビが目立ち、清掃では取れない
  • 部屋の雰囲気を一新したい(内装デザイン刷新)

筆者が現場で対応した中でも、「エアコンの結露水でジプトンが変色」「浴室付近で湿気によりたわみが発生」などの例がありました。


■ ジプトン貼り替えの選択肢

① 同じジプトンに貼り替える
  • コスト重視の場合におすすめ
  • 吸音性を活かしたい場合にも有効
② クロス(壁紙)仕上げのボードに変更
  • モダンな見た目に刷新したい方に人気
  • お手入れがしやすい
③ 無垢材や木目調パネルに変更
  • 自然素材志向、ナチュラルテイストを重視する場合
  • 調湿効果も期待できる
④ 化粧石膏ボード(化粧吸音板など)に変更
  • 吸音性と美観を兼ね備えた中価格帯の仕上げ

■ 工事費用の目安

ジプトンの貼り替え費用は、天井の面積や仕上げ材の種類、施工環境によって変動します。

工事内容費用相場(6畳程度の部屋)
ジプトン→ジプトン貼り替え約4万〜7万円
ジプトン→クロス仕上げボード貼り替え約6万〜10万円
ジプトン→木目調天井パネル約10万〜20万円
下地の補強・塗装など含む場合プラス3万〜5万円

※天井高が高い、または梁が多い場合は別途費用が加算されることがあります。


■ 工事の流れと工期

一般的な6畳程度の天井で、ジプトン貼り替え工事の流れは以下の通りです。

  1. 養生(床や家具の保護)
  2. 既存ジプトンの撤去
  3. 下地の確認・補強
  4. 新しい天井材の貼り付け
  5. 継ぎ目処理・塗装またはクロス仕上げ
  6. 清掃・仕上げ確認

工期の目安:1〜2日程度(規模による)


■ 実際の施工事例

【事例①】築25年の木造住宅(神奈川県・戸建て)
  • 施工理由:リビング天井のジプトンに黄ばみとたわみが発生
  • 工事内容:既存撤去→化粧石膏ボードに貼り替え
  • 工期:2日
  • 費用:約12万円
【事例②】築30年の中古住宅(京都府・和室)
  • 施工理由:天井に水染み、カビ臭が気になる
  • 工事内容:ジプトン撤去→木目パネル(杉材)に張替え+防カビ処理
  • 工期:3日
  • 費用:約18万円
【事例③】築20年のマンション(埼玉県・洋室)
  • 施工理由:内装リフォームに合わせて天井も刷新
  • 工事内容:ジプトン→クロス仕上げボードに貼り替え
  • 工期:1日
  • 費用:約9万円

■ 注意点とポイント

  • アスベスト含有の可能性:古いジプトン(特に昭和50年代以前)は、アスベストを含む可能性があります。専門業者による調査と適切な処理が必要です。
  • 電気配線・照明の処理:天井工事と同時にダウンライト設置や照明交換も検討すると効率的です。
  • 断熱・遮音性能の向上:貼り替えの際に断熱材や遮音材を併用すれば、居住性もアップします。

■ 業者選びと見積もりのポイント

天井の貼り替えは見た目だけでなく、下地の状態や安全性も関わる工事です。以下のポイントを意識しましょう。

  • 現地調査を丁寧に行ってくれるか
  • 材料の選定理由や工法を説明してくれるか
  • アフター保証や施工実績があるか

筆者の経験では、「安さだけで業者を選んだ結果、翌年に再施工となった」というケースもありました。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。


■ 一括見積もりサービスを活用しよう

ジプトン貼り替えは、工事内容がシンプルな一方で、天井という目立つ部分の工事になるため、仕上がりに満足できる業者選びがカギとなります。

一括見積もりサービスを使えば:

  • 地元の優良業者を効率的に比較できる
  • 予算と仕上がりのバランスがとれる
  • 担当者の対応も比較できる

筆者も「見積もりサイトを通じて依頼したら、思った以上に丁寧で安く済んだ」との声を多数聞いています。

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まとめ

天井ジプトンの貼り替えは、見た目を一新しつつ住環境の快適性も向上させるリフォームです。黄ばみや劣化に悩んでいる方は、放置せずにまずは専門業者の診断を受けてみましょう。

どんな仕上げ材を選ぶか、どんな工法を選ぶかによって、住まいの印象が大きく変わります。

リフォームの第一歩は、信頼できる業者との出会いから。ぜひ一括見積もりサービスを活用して、納得のいくリフォームを実現してください。