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トイレの和式→洋式化 木造住宅の段差加工費用と注意点

Converting Japanese-style toilets to Western-style toilets and adding steps
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築年数が経過した木造住宅では、未だに和式トイレが残っているケースが少なくありません。高齢化社会の進行とともに、「足腰に負担のかかる和式を洋式にリフォームしたい」という要望が急増しています。

本記事では、リフォーム業界に10年以上携わってきた筆者が、和式から洋式トイレへのリフォームについて、段差処理や費用、注意点を踏まえて詳しく解説します。実際の施工事例も交え、安心してリフォームに踏み出せる情報をお届けします。


■ 和式から洋式にリフォームする理由

  • 高齢者のためのバリアフリー化:和式は足腰への負担が大きく、特に高齢者にとっては転倒リスクも。
  • 来客への配慮:訪問者にとっても洋式のほうが使いやすい
  • 節水機能・暖房便座など最新機能の導入
  • 賃貸や売却を見据えた資産価値の向上

筆者の経験では、介護保険や補助金制度を活用してリフォームするケースも多く見られました。


■ リフォームの流れとポイント

① 現地調査と図面確認
  • 木造住宅の床下構造(根太、大引、配管位置)を確認
  • トイレスペースの寸法と天井高、換気状況なども把握
② 解体工事
  • 既存の和式便器とタイル床の撤去
  • 段差部分を平らにするための下地調整
③ 配管工事
  • 洋式便器用の排水位置へ変更(和式とずれる場合が多い)
  • 必要に応じて給水管の延長や移設
④ 床の造作と仕上げ
  • 段差がある場合、ベニヤ板や合板で高さ調整を行いフラット化
  • 床材は耐水性のあるクッションフロアやフロアタイルが主流
⑤ 壁・天井の内装(必要に応じて)
  • タイルからクロスへ変更することで温かみと清潔感を演出
⑥ 洋式便器の設置
  • 給排水確認後に便器を設置
  • 温水洗浄便座や手すり、収納棚の追加も可能
⑦ 動作確認・引き渡し

■ 段差加工にかかる費用と内訳

和式トイレは床が一段下がっていることが多く、洋式化には段差の解消が不可欠です。以下に費用目安を示します。

工事項目費用目安
解体・撤去費用3万〜6万円
配管工事5万〜10万円
床のフラット加工5万〜8万円
内装仕上げ(床・壁)3万〜7万円
洋式便器本体(取付込)8万〜20万円
合計約24万〜45万円

※グレードの高い便器やバリアフリー仕様にすると、50万円以上になることもあります。


■ 木造住宅ならではの注意点

  1. 床下構造の確認は必須
    • 和式トイレの床はモルタルで固められていることが多く、撤去時に根太が痛んでいる場合があります。
  2. 湿気対策
    • タイルやコンクリート撤去後の木部は湿気に弱いため、防湿処理や換気扇の設置が効果的です。
  3. 段差処理の高さ調整
    • 隣接する廊下と段差を揃え、つまずきリスクをなくす
  4. 配管の老朽化に注意
    • 築年数が経っていると給排水管の劣化が見られることも
  5. 補助金の活用
    • 要介護認定を受けている方は、介護保険による住宅改修補助の対象になる場合があります

■ 実際のリフォーム事例

【事例①】築40年の木造住宅(京都府)
  • 要望:老夫婦の暮らしに合わせて洋式へ変更
  • 工事内容:和式撤去、段差処理、手すり設置、内装張替え
  • 費用:約42万円
  • 工期:3日
  • コメント:利用者から「毎日が楽になった」との声
【事例②】築30年の実家をリフォーム(福岡県)
  • 要望:子供が嫌がるため洋式に変更
  • 工事内容:和式→洋式化+換気扇取り付け
  • 費用:約38万円
  • 工期:2日
  • コメント:孫の訪問時も安心して使えるように
【事例③】築25年の貸家(東京都)
  • 要望:入居者の要望により洋式に変更
  • 工事内容:最低限の洋式化+床張り替え
  • 費用:約26万円
  • 工期:1.5日
  • コメント:空室対策として非常に効果的

■ 業者選びと見積もりのポイント

  • 現地調査を丁寧に行う業者を選ぶ
  • 見積書に”段差処理”や”配管移設”が明記されているか確認
  • 複数業者に見積もりを依頼して比較する
  • 保証・アフターサービスがあるかも大事な要素

■ 一括見積もりサイトの活用メリット

「和式トイレのリフォームって、どこに頼めばいいの?」「適正価格が分からない」
そんなときこそ、一括見積もりサイトの出番です。

  • 複数業者の価格と提案内容を比較できる
  • 地元で信頼できる業者に出会いやすい
  • しつこい営業電話も少ない(サービスによる)

筆者も多数の現場で、「見積もりを比較して納得して依頼できた」とのお客様の声を多く聞いてきました。


まとめ

木造住宅における和式→洋式トイレのリフォームは、段差処理と配管変更が最大のポイントです。

施工内容や費用に不安を感じる方は、まずは信頼できる業者による現地調査と見積もりを依頼してみましょう。その際、複数業者から提案を受けることで、納得のリフォームが実現します。

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