リフォーム会社の記事 PR

二階バルコニー防水工事、かかる費用と選び方は?

Balcony waterproofing costs and selection
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

木造住宅において、バルコニーの防水工事は非常に重要なリフォーム項目の一つです。特に2階にあるバルコニーは雨風の影響を直に受けやすく、放置すれば雨漏りや構造体の腐食といった深刻な被害を引き起こしかねません。

この記事では、リフォーム業界で10年以上にわたりバルコニー補修の現場に携わってきた筆者が、二階バルコニーの防水工事にかかる費用、工法の選び方、施工業者の見極め方について、実体験とともに詳しく解説します。


■ なぜ2階バルコニーの防水工事が重要なのか?

2階バルコニーは、以下のような構造的・立地的な特性を持ちます:

  • 雨が溜まりやすい傾斜や勾配がある
  • 下階が室内であることが多く、雨漏り被害が大きくなりやすい
  • 日差しや風雨に常にさらされるため、劣化が早い

防水層が劣化すると、コンクリート下地への浸水や木造構造体への水の侵入を引き起こし、結果として雨漏り・カビ・構造腐食など、住まい全体に関わる問題へ発展します。

筆者が以前担当した物件では、バルコニーの小さなクラック(ひび割れ)を放置していたため、1年後には1階リビングの天井に雨染みが広がり、修繕費が3倍以上に膨れ上がってしまいました。


■ 防水工事のサインを見逃さない

以下のような症状が現れたら、防水工事を検討する時期です:

  • 表面の塗膜がひび割れている
  • 表面が白っぽくなっている(チョーキング現象)
  • 雨の後に水たまりが残る
  • 雨漏りや天井のシミが出ている
  • 防水層が浮いている、剥がれている

特に築10年以上経過している場合は、目に見える劣化がなくても点検を依頼するのが望ましいです。


■ 主な防水工法と特徴

2階バルコニーの防水工事でよく使われる代表的な工法は以下の3つです:

① ウレタン防水
  • 特徴:液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて膜を作る
  • メリット:施工が柔軟で細かな部分にも対応可能
  • 耐用年数:10〜12年
  • デメリット:職人の技量によって仕上がりに差が出やすい
② FRP防水(繊維強化プラスチック)
  • 特徴:ガラス繊維と樹脂で作る強靭な防水層
  • メリット:軽量・高耐久・歩行にも強い
  • 耐用年数:10〜15年
  • デメリット:下地の伸縮に弱く、硬い素材なのでクラックが出やすい
③ シート防水(塩ビ・ゴム)
  • 特徴:防水シートを接着・固定して施工する
  • メリット:仕上がりが均一、耐久性も高い
  • 耐用年数:12〜20年
  • デメリット:凹凸の多い下地には不向き

それぞれの工法にはメリット・デメリットがあり、現地の状態や使い方(洗濯物干し・歩行頻度など)によって選定することが重要です。


■ 防水工事の費用相場

以下は、2階バルコニーの防水工事における一般的な費用の目安(10㎡程度)です:

工法費用相場
ウレタン防水8万〜15万円
FRP防水12万〜18万円
シート防水10万〜20万円

加えて、既存の防水層撤去、下地補修、ドレン清掃、笠木のコーキングなどが発生する場合は**+3〜10万円程度**の追加費用がかかります。

筆者が施工した事例では、予算を抑えたい方にはウレタン防水、将来の再施工のしやすさを重視される方にはシート防水を提案することが多いです。


■ 実際の施工事例

【事例①】築18年・東京都内の木造住宅
  • 状況:表面の劣化と雨漏り発生
  • 工法:FRP防水(既存層撤去+下地調整)
  • 費用:19万円
  • 工期:3日
【事例②】築25年・神奈川県の二世帯住宅
  • 状況:排水口周りの水溜まりと防水層の剥離
  • 工法:ウレタン防水(通気緩衝工法)
  • 費用:17万円
  • 工期:4日
【事例③】築12年・大阪府の住宅
  • 状況:チョーキングとひび割れ
  • 工法:シート防水(既存層上から施工)
  • 費用:14万円
  • 工期:2日

■ 業者選びで気をつけるポイント

  1. 現地調査を丁寧に行ってくれるか?
     施工方法の提案に幅があるか、下地の状況まで見て判断しているかがポイントです。
  2. 施工実績の豊富さ
     バルコニーや屋上の防水に関する実績が豊富な業者ほど、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
  3. 保証期間とアフターサービス
     施工後の保証があるかどうか、万一の不具合時の対応体制も確認しましょう。

■ 一括見積もりサイトで比較するメリット

二階バルコニーの防水工事は「施工の質」が重要です。だからこそ、複数業者の見積もり比較が不可欠です。一括見積もりサービスを利用することで:

  • 施工内容と価格のバランスを冷静に判断できる
  • 不要なオプションや過剰施工を避けられる
  • 地元の信頼できる業者と出会える可能性が高い

筆者の経験上、同じ条件でも5万円以上の差が出ることは珍しくありません。


まとめ

二階バルコニーの防水工事は、単なる修繕ではなく、家全体を守るための重要な予防策です。定期的な点検と、早めの対応が住まいの寿命を大きく左右します。

施工内容・費用・保証をしっかりと比較し、ご自身の住まいに合った最適な防水リフォームを実現しましょう。

👉 全国優良リフォーム会社への一括見積もりなら【リショップナビ】

リフォームに関するさらなる疑問や相談があれば、お気軽にご相談ください。