こんにちは。私は住宅リフォーム業界で10年以上、現場監督・設計・営業を担当してきた元リフォーム専門家です。床材の張り替え、特にフローリングのリフォームは人気がありますが、その分「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も多いのが実情です。
この記事では、フローリング張替えでやってはいけない選択5つを現場経験を元にご紹介し、それぞれの失敗を防ぐための対策を丁寧に解説します。
Contents
失敗1:見た目だけで素材を決める
よくある後悔
- 「ナチュラルウッドの風合いが素敵だと思ったが、掃除しにくい」
- 「無垢材にしたけど、反りやキズが目立って手入れが大変」
原因
- メンテナンス性や耐久性を考慮しなかった
- 自分の生活スタイルに合わない素材を選んだ
対策
- 無垢材、複合フローリング、塩ビタイルなど、各素材の特性を理解する
- ペット、子ども、高齢者の有無によって最適素材は異なる
✅ プロの視点:見た目と機能性の両立が重要。サンプルを触って確認を!
失敗2:防音・断熱性能を無視した施工
よくある後悔
- 「マンションで下階から苦情が来た」
- 「冬は床が冷たくて後悔」
原因
- マンションの遮音等級に合わない床材を選んだ
- 断熱材や床暖房の検討をしなかった
対策
- マンションの場合は管理規約を必ず確認(L-40等級など)
- 床下断熱・床暖房も含めた提案ができる業者に依頼
✅ プロの視点:快適性は“見えない工夫”で決まります。断熱と防音は必須チェック項目。
失敗3:下地の確認を怠った
よくある後悔
- 「張り替え後すぐに床がへこんだり、きしんだりした」
原因
- 下地の劣化や不陸(凹凸)を無視したまま施工
- 増し張りで済ませたために不具合が残った
対策
- 張替え前に必ず床下・根太の状態を点検
- 必要に応じて下地補修やベニヤ補強を行う
✅ プロの視点:仕上げ材の前に「土台」が命。コストをかけるべきはそこです。
失敗4:色や光沢がインテリアに合わない
よくある後悔
- 「新しい床の色がドアや壁とちぐはぐ」
- 「ツヤがありすぎて安っぽく見える」
原因
- 部屋全体の色調や素材感を考慮していなかった
- 小さなサンプルで決定してしまった
対策
- 家具・壁紙・建具とのバランスを確認
- A3サイズ以上のサンプルで室内の光環境下で確認
✅ プロの視点:全体の調和が空間の品格を決めます。色は“面積が広い分”慎重に!
失敗5:価格だけで業者を選んだ
よくある後悔
- 「安かったけど、雑な施工でやり直しに」
- 「追加費用がどんどん発生した」
原因
- 見積もりの内訳が不明瞭
- 経験や実績を確認せず契約した
対策
- 複数社に相見積もりを依頼し、内容・対応力も比較
- 実績写真・口コミ・保証内容を確認
✅ プロの視点:価格だけでなく「信頼性」と「説明力」が大切。丁寧な業者は後悔を生みません。
まとめ:フローリングは“長く付き合う空間”だからこそ慎重に!
床は毎日肌に触れる場所。失敗しないためには、以下を意識してください:
- 素材の特性とメンテナンス性を理解
- 防音・断熱・下地確認を怠らない
- 色・光沢は部屋全体の調和を優先
- 業者選定は価格より実績と対応力
まずは信頼できる業者に相談し、複数社の提案を比較するところから始めましょう。
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この記事が、あなたの理想の床リフォームの実現に役立つことを願っています。