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壁紙カビ対策!リフォームで換気と素材の変更をするなら?

How to prevent mold on wallpaper! What if you renovate and change the material?
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「壁紙に黒ずみが出てきた」「なんとなく部屋がカビ臭い」──それは、カビの発生サインかもしれません。特に木造住宅においては、壁の内部構造が湿気を溜めやすく、カビの温床となりやすいのです。

筆者は、木造住宅専門のリフォーム会社で10年以上実務を重ねてきました。その経験から、カビ問題は「壁紙の表面だけでは済まない」ケースが多く、根本的な対策が必要だと実感しています。

この記事では、カビの発生メカニズムから、実際のリフォーム工法、費用、事例までを詳しくご紹介します。


■ なぜ壁紙にカビが生えるのか?

カビは、温度・湿度・栄養(ホコリや皮脂など)の3条件が揃うと発生・繁殖します。

特に以下のようなケースでリスクが高くなります:

  • 北側の部屋や風通しの悪い場所
  • 結露が発生しやすい窓際や押入れの壁
  • 新築時から断熱・気密が不十分
  • 入居後、換気が習慣化されていない

筆者が現場でよく見かけたのは、「見た目はきれいでも壁紙をめくると裏にびっしり黒カビが…」というパターン。これは、表面的な掃除では対処できません


■ 放置するとどうなる?

  • 壁内部の構造材が腐食する
  • アレルギーや喘息など健康被害が出る
  • 家の資産価値が下がる

特に小さなお子様や高齢者がいる家庭では、健康面のリスクを考慮し、早めの対応が必要です。


■ カビ対策リフォームのポイント

カビ対策には、**「原因除去」+「再発防止」**の両面からのアプローチが重要です。

以下の4つのステップに分けて説明します。


STEP1:現状の確認と原因特定

  • 壁紙の裏や壁内部にカビがないか調査
  • 壁の断熱状態・結露の有無・換気状況のチェック

プロによる赤外線カメラや湿度計を使った調査が有効です。


STEP2:既存壁紙・下地材の撤去

  • カビがある場合は壁紙だけでなく石膏ボードも撤去
  • 内部の断熱材がカビているケースでは全交換が必要

一見きれいでも、石膏ボードの裏側にカビが付着していることがあります。中途半端なリフォームは逆効果になることも


STEP3:断熱・防湿・換気の改善

以下のような処置を組み合わせて再発を防ぎます:

  • 壁内断熱材の高性能化(グラスウール→発泡ウレタンなど)
  • 防湿フィルムの追加
  • 24時間換気システムの設置や換気口の新設
  • 結露防止用のインナーサッシ(内窓)設置

換気が悪いだけでなく、「温度差による結露」も大敵です。断熱と換気を同時に強化することで再発リスクが激減します。


STEP4:防カビ・調湿機能付きの壁紙・塗装の採用

最終仕上げとして、再発予防に効果的な内装材を使用します。

おすすめ素材例:

  • 防カビ・抗菌壁紙(ビニールクロス)
  • エコカラット:調湿機能あり、デザイン性も高い
  • 珪藻土・漆喰:自然素材で呼吸する壁に
  • 防カビ塗装(カチオン塗料など):天井にも有効

■ 費用の目安(6帖程度の部屋)

工事内容費用相場
壁紙張替え(防カビ仕様)約3万〜6万円
壁下地材(石膏ボード)交換約5万〜10万円
断熱材+防湿施工約10万〜20万円
24時間換気システム設置約12万〜25万円
エコカラット仕上げ(壁一面)約5万〜10万円
珪藻土・漆喰仕上げ約8万〜15万円

※施工内容により大きく変動します。調査・見積もりを受けることが前提です。


■ カビ対策リフォームの施工事例

【事例①】築25年 木造戸建て(東京)
  • 症状:北側寝室の壁に黒カビ
  • 原因:断熱不足と結露
  • 対応:壁内断熱強化+防湿層追加+壁紙をエコカラットに変更
  • 費用:約38万円
  • 結果:室内環境が改善し、カビ臭さが解消
【事例②】築15年 木造アパート(大阪)
  • 症状:押入れ内の壁紙が黒ずみ、カビ臭
  • 原因:通気不足+日照不足
  • 対応:壁下地材交換+換気口増設+防カビ塗装
  • 費用:約22万円
  • 結果:通気改善と共に衣類へのカビ被害も解消
【事例③】築30年 木造住宅(北海道)
  • 症状:窓際の壁紙が毎年冬にカビる
  • 原因:内外気温差による結露
  • 対応:内窓(インナーサッシ)設置+珪藻土仕上げ
  • 費用:約30万円
  • 結果:翌年以降カビ再発なし、光熱費も削減

■ 業者選びのポイント

  • カビ対策の施工実績が豊富か
  • 壁内部まで調査できる設備があるか
  • 建材・断熱・換気など複合提案ができるか
  • 保証制度やアフターケアの有無

カビ対策は見た目のリフォームだけでなく、「建物の呼吸」を整えるような根本的な工事が求められます。筆者としては、「カビの再発ゼロ」こそ成功の証と考えています。


■ 一括見積もりサービスの活用

カビ対策のような複合的なリフォームこそ、複数業者の提案を比較することがカギです。

一括見積もりサービスを利用するメリット:

  • カビ対策が得意な業者をピンポイントで探せる
  • 無料で複数社の意見や費用を比較できる
  • 適正価格で、最適な施工内容を選べる

筆者の現場経験から言えば、「価格だけでなく施工内容や対応力で比較する」ことが最も重要です。


まとめ

壁紙のカビは、単なる見た目の問題ではありません。家族の健康や建物の耐久性にも関わるため、早期対策が肝心です。

断熱・換気・素材を見直すことで、再発しにくい快適な住空間を実現できます。専門家の知見を活かした提案と、丁寧な施工が必要不可欠です。

まずは複数の業者に相談し、自宅に合った対策を見つけてみましょう。

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